街づくり、教育、観光支援のWEBサービス「ツナガルマップ」
取り組み内容
「ツナガルマップ」という地図サービスは、株式会社バリューリソース・デザイン社が提供している非常にユニークなサービスです。このサービスでは、古い地図と現在の地図を重ね合わせて表示することができます。
過去には、東京や大阪などの城下町の古地図を使った解説本が多数出版され、街歩きや観光に興味のある人々に人気がありました。そして、2015年ごろからは、スマートフォンで地域の名所や歴史スポットを案内するサービスが登場しました。このサービスは、地方自治体や観光協会などからの依頼により展開され、街歩きに適した情報を提供して好評を得ています。
「ツナガルマップ」は、他の書籍やスマホアプリと異なり、街歩きや観光だけでなく、学校の地域学習や歴史系博物館の展示品解説、防災教育などでも活用されています。そして、単に情報を読んだりスマホで確認するだけでなく、自分自身がテーマを選んで独自のコンテンツを発表することもできるのが特徴です。
以下のような様々な場面で「ツナガルマップ」が利用されています。
博物館での展示解説:沖縄県立博物館・美術館展示ガイド
高等学校での地域学習:タイムトラベルコザ
グループ利用:沖縄・首里那覇港図屏風展
団体利用:沖縄の木を活かした木製品の紹介「やんばる・森の恵み」
自治体での防災活用:関東大震災と小田原
自治体での歴史教育:小田原・暮らしのアルバム
個人利用:日本の歴史を考える「北方四島・暮らしのアルバム」
個人利用:東京の今と昔を浮世絵で伝える「歌川広重の名所江戸百景」
これらは博物館や自治体、学校、グループ、個人など、さまざまな人々によって利用されています。
街づくりの出発点は、その町の歴史を知ることです。その町を理解する上で、博物館や郷土資料館が重要な手がかりを提供してくれます。どちらの場所でも、古い地図を読み解き、生活や産業を知り、現在を把握し、未来を築くことが共通の目標です。これは同社の社長が考えていることです。
そのためには、埋もれている地域の資源を発掘し、現代に活かすというコンセプトが同社で大切にされています。古い地図やアーカイブに収められた写真、お年寄りの話などを街づくりや教育、観光に活用するのも、「ツナガルマップ」の役割です。バリューリソース・デザインという社名は、「埋もれた資源を発掘し、活かす」という思いを表しています。
同社は教育分野でも活躍しており、小学生や中学生向けの職業調べサイト「あしたね!」の企画やシステム開発も手がけています。誰もが将来の仕事について考える機会を平等に得ることができるよう、同社は取り組んでいます。
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記事作成者:運営事務局
応援メッセージ
fumiさん
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