「チャリボン」で、眠っている古本をお金に変えて社会へ還元
取り組み内容
バリューブックスは「本を通して人の生活を豊かにする」ことを会社の理念に掲げ事業を展開している会社です。本業は古本の買取と販売です。集めて、売る、という単純作業を繰り返す中で、自分たちの仕事が何のためになっているのかわからない、というスタッフの問いかけがありました。それは「何をなすべきか」を省みるきっかけとなり、「世の中をよくしたい」という思いを生み出しました。そして負担なく、無理をせず、本来の業務に則った、自分たちがもともと持っているしくみとノウハウを生かした取り組みを作り出しました。
もう読み終えた、眠っている本を寄付してもらい、買取相当額のお金に変えて社会へ還元する「チャリボン」を展開しています。お金を寄付するのは抵抗があるけど、不要な本を送るだけならハードルが下がりますよね。
仕組みは、寄付をしたい支援者がまず支援したい団体を選びます。支援先はNPO、NGO、大学など、172以上（2021.8現在）、あらゆる活動が対象となっています。いらなくなった本を梱包し、自分で指定した日時に宅配業者が自宅まで取りに来るので渡すだけ。その後、会社で本の値段を査定し、メールで結果を知らせます。そして、毎月決められた日に支援先に会社から送金します。いらなくなった本で、自分の応援したい人や団体に支援が簡単にできます。
2010年のサービス開始から2021年8月までで、2,400万冊以上の本が集まり、寄付金額は6億円を突破しています。このような活動の中で販売できなかった本を保育園や小学校、福祉施設に贈る「ブックギフトプロジェクト」や、無書店地域へ本を届ける移動式本屋「ブックバス」が生まれました。このような活動を通して本を通して人の生活を豊かにすることを実現していこうとしています。
バリューブックスのゴールへの貢献
ゴール15（陸の豊かさも守ろう）を中心に、ゴール8（働きがいも経済成長も）、ゴール12（つくる責任つかう責任）、ゴール17（パートナーシップで目標を達成）と高い貢献度をグラフが示しています。
あなたがこの取り組みとつながる方法
記事作成者：運営事務局
応援メッセージ
cooさん
我が家にも眠っている本がたくさんあります。愛着のある本は別として、そろそろ断捨離を兼ねて整理したいと思っていました。こんなに簡単に整理できて、その上誰かの役に立てるならとてもうれしいです。早速、申し込みをしたいと思います。
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