森空間をそのまま生かしてネイチャーアクティビティの聖地に
取り組み内容
辻村農園・山林は旧小田原藩から山林を引き継ぎ守り続けて300年、現・辻村百樹社長は辻村家の8代目に当たります。その広さは70ha、東京ドーム14個分という広大さです。
かつてのように木材を切り出すだけでは森林経営が成り立たない木材不況の時代、どのようにして森を守っていくかは大きな課題でした。そうした中で13年前に決断したのがフォレストアドベンチャーの導入です。
フォレストアドベンチャーは、フランス生まれのフィールドアスレチック施設で、国内ではフランチャイズで運営されています。現在全国に展開するフォレストアドベンチャーは40箇所。その5番目に完成したのが小田原の施設です。木々の間にプラットフォームを作り、ケーブルを張って木から木へと探検するアスレチックコースを設置、こどもから大人まで楽しめる自然共生型アウトドアパークです。
フォレストアドベンチャーの素晴らしいところは、コースのために木々を伐採することなく、そのままの状態を生かしてコースをしつらえること。再び木材生産を行う時代が来れば元の森の姿に戻すことができるのだそう。むしろ間伐を行い、下草の整備をすることで、森林を守り、生かすことになるのです。
T-FORESTRYはこのフォレストアドベンチャー小田原を運営するとともに、辻村農園・山林を管理するために設立されました。同社では、フォレストアドベンチャーに続いてフォレストバイク事業を展開。海外のトレイルビルド会社で経験を積んだ専門家を招いて、樹間を走る魅力的なコースを整備しました。こちらも木々を伐採することなく森を生かしているのが最大の特徴です。
さらに、イノシシやシカなどの獣害対策の一貫としてハンターバンクに参画したり、テントサウナを設置したり、持続可能な森の活用を模索しています。
こうした同社の取り組みは、林野庁が推奨する森林サービス産業の先進事例としても紹介され、全国から見学に訪れるなど、山林の多角的経営のお手本として注目されています。
株式会社T-FORESTRYのゴールへの貢献
ゴール15(陸の豊かさも守ろう)を中心にゴール8(働きがいも経済成長も)、ゴール12(つくる責任つかう責任を)にも貢献し、その他ゴールに広く貢献しています。
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記事作成者:運営事務局
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株式会社 T-FORESTRY
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