バングラデシュの革職人が作る高級革製品ブランドRaffaello
取り組み内容
Raffaelloは、「ノブレス・オブリージュの精神を現代へ継承する」ことをテーマとした革製品ブランドです。ノブレス・オブリージュは、中世ヨーロッパの時代から貴族や王族などの権力者が自らに課していた「富める者はより多くの義務を負わなければならない」という精神で、まさに現代のSDGsの理念に共通するものです。
Raffaelloには4つのシリーズがあります。
ブライドル・キングアーサーシリーズは、中世の英国で王侯貴族が馬具として使用した最高級のブライドルレザーから製作した希少な製品群。
スフマートシリーズは、レオナルド・ダ・ヴィンチなど中世ヨーロッパの芸術家たちが作品に採用した染色技法であるスフマート製法を革製品に採用した、美しい色彩が芸術性の高い製品群。
そのほか、ブライドルシリーズ、エインシャントロイヤルシリーズなど、いずれも最高級のレザーと高度な伝統技術を用いた格式高い製品群です。
これらの製品を製作しているのはバングラデシュの職人たちです。
イタリアで20年間におよび修業を積んだ熟練の革職人が、故郷のバングラデシュで起業、貧困に陥りがちなシングルマザーや障害者を積極的に雇用して製作にあたっています。
彼らは一流の皮革技術を身につけることで安定した生活を獲得し、貧困によっておろそかになっていた子どもたちの教育にもお金を使えるようになりました。さらに、Raffaello製品の売上の一部は、バングラデシュで学校に通えないストリートチルドレンの教育支援をしている団体に寄付しています。
このように、バングラデシュではストリートチルドレンを産出しないようにシングルマザーの雇用、障がい者の雇用に努めるとともに、国内においても業務を地方のシングルマザーを中心に委託しており、国内外での循環型経済を目指しています。さらにエシカル消費に参加することで消費者の意識改革にも貢献しているのです。
こうした取り組みは、外務省のジャパンSDGsアワードの外務大臣賞と、環境省のグッドライフアワードの環境と福祉賞のダブル受賞という成果をあげています。
FrankPRのゴールへの貢献
ゴール1(貧困をなくそう)を中心にゴール2(飢餓をゼロに)、ゴール4(質の高い教育をみんなに)、ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)、ゴール8(働きがいも経済成長も)、ゴール10(人や国の不平等をなくそう)など、その他ゴールに広く貢献しています。
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記事作成者:運営事務局
応援メッセージ
みーちゃんさん
すばらしい取り組みをされていることを知りました。女性の経営者さんならではの視点もあるのでしょうか。 これからも期待、応援しています。
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