耕作放棄地で、学生と玉ねぎ生産プロジェクト&農福学寺連携プロジェクト
取り組み内容
畑を放置すれば、竹林がはびこり獣害の温床になります。山を生かし次世代に引き継ぐためには、耕作放棄地を整備して活かす取り組みは不可欠なこと。そのための人材確保も深刻な問題です。周辺の農家が相次いで廃業し耕作放棄地がじわじわと増加するなか、300年にわたってみかん栽培を営むあきさわ園はその再生に積極的に取り組んでいます。
2017年、禅龍寺から、後継者不足で使われずに寄付された土地について相談を受け、あきさわ園が管理フォローすることになりました。この土地を利用して始動したのが、東大農学部の学生による玉ねぎ生産プロジェクトです。
小田原市の下中地区は、相模湾から5キロで中山間地まであり、温暖な相模湾からの潮風と昼夜の寒暖差、ミネラルに富んだ沖積土壌が隆起した土地が多く、斜面は柑橘、平地は玉ねぎ栽培に適しており、甘くて美味しい玉ねぎが収穫できます。
「食の力で、うまいがつながる未来を。」を理念に、あきさわ園の指導のもとで、学生たちが開墾作業から携わり、毎年美味しい玉ねぎを選別出荷し、東京広尾にある祥雲寺や三田の弘法寺さんで寺マルシェを開催したりしています。
その後このプロジェクトには地域の障がい者も加わりました。今後、継続的な雇用が期待されています。
2022年には株式会社アグリアンを設立、本格的に農福学寺連携がスタートしています。
株式会社アグリアンのゴールへの貢献
ゴール4(質の高い教育をみんなに)を中心にゴール8(働きがいも経済成長も)、ゴール15(陸の豊かさも守ろう)など、その他ゴールに広く貢献しています。
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記事作成者:運営事務局
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